2016年04月11日

総務人事の役に立つExcel技:文字列の引算(2)

第3回目は 文字列の引算(2) です。

 前回は「姓 名」から「姓」を取り出しましたが、今回は「名」を取り出して見ましょう。

「姓 名」というデータから「名」を取り出すには3つの関数を使います。

・文字列の右から文字を取り出す関数:RIGHT
書式:=RIGHT(文字列,文字数)
・文字列の何文字目に探したい文字が入っているか調べる関数:SEARCH
書式:=SEARCH(探したい文字、探す対象、何文字目から探すか)
・文字列の長さを調べる関数:LEN
書式:=LEN(文字列)

前回同様、姓と名の間のスペースは半角か全角に統一しましょう。

「名」を取り出すには、RIGHT関数で右からスペースの後の文字を取り出せばよいのですが、何文字取り出せばよいでしょう?
「名」はスペースの後ろから始まるので、全体の文字数からスペースまでの文字数を引いた文字数ですね。
ここまで分かれば、これを数式に現すだけです。

姓名から名を取り出す
 あとはセルの右下の四角「フィルハンドル」を下にドラッグすれば、数式を下にコピーすることが出来ます。
 ノートパソコンのタッチパッドなどドラッグがやりにくい場合は、数式をコピーしたい範囲=上図でいうとC2からコピーしたいところまでを選択状態にしておいて、キーボードの[Ctrl]キーを押しながら[D]を押しましょう。
「コントロール ダウン」と唱えながら押すと、魔法のように数式が下にコピーされます。

コントロール・ダウン
「コントロール ライト」と唱える、右にコピーする魔法[Ctrl]+[R]もあります。
 セルの選択範囲を広げる[Shift]+[矢印]とあわせれば、普段マウスを使う方もキーボードからマウスへ手を動かす手間が省けるので、細かいことですが生産性が上がりますし、ちょっと上級者っぽく見えます(笑)

 「文字列の足算」からはじめた連載なので、便宜上「引算」というタイトルにしましたが、「文字列の一部を取り出す」方法でした。

次回は、生年月日から年齢を計算するのに使う謎の関数 DATEDIF です。
なぜ「謎の関数」なのかは次回のお楽しみ。

では、総務人事担当者のお役に立てれば幸いです。

★これまでの連載はこちら
●総務人事の役に立つExcel技:文字列の引算(1)
https://www.trust-family.co.jp/wgs/blog/v/299/
●総務人事の役に立つExcel技:文字列の足算
https://www.trust-family.co.jp/wgs/blog/v/296/


2016年04月04日

派遣元の三六協定を確認しましょう

 新年度あけましたが、人事総務ご担当者の皆様、忙しい年度末を無事乗り越えられたでしょうか?

障害者雇用納付金の常用労働者数事前報告や一般事業主行動計画の届出など、企業規模によっては年度末までに新たに届出が必要になった書類がありましたが、間に合いましたか?

そんな中、多くの企業が4月1日から新年度のため、春闘と合わせて3月中に三六協定を結び、労働基準監督署に届出されたことと思います。三六協定は結ぶだけではダメで、監督署に届けて初めて効力を発揮する労使協定の一つです。

三六協定って?

三六協定の見直しが騒がれていますが、労働者派遣においては、現在でもご注意いただきたい問題があります。
それは、

1.派遣労働者の時間外労働は派遣元の三六協定に縛られる
2.労働時間管理は派遣先の責任なので、時間外労働の制限を超えて働かせると派遣先が罰せられる

という見過ごされがちな問題です。

労務管理がしっかりしていない派遣会社では、三六協定の締結自体がなされていない可能性もあります。そうなると、派遣労働者を1時間でも残業させただけでアウトです。
これは勿論、労働基準法第32条違反(6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金)となりますが、三六協定の時間を超えて残業させた場合も32条違反です。
三六協定を結んで届出していれば、その限度時間までは32条等の労働時間規制を免れるだけなので、超えてしまうと違反になるわけです。

大きな会社様では、各現場の指揮命令者が派遣労働者の残業時間を管理するため、イントラネットに各派遣会社の三六協定を掲示してあるところもあります。

お早めに派遣元の新年度の三六協定を確認されることをお勧めします。


★参考までに、こちらもどうぞ
●労働者派遣法、政令?省令?指針?
https://www.trust-family.co.jp/wgs/blog/v/295/
●改正派遣法:義務?配慮義務?努力義務?
https://www.trust-family.co.jp/wgs/blog/v/298/


2016年04月01日

マーベラス新事業所開設のお知らせ

平成28年3月1日に障害福祉サービスの新事業所

就労継続支援B型事業所マーベラスII
共同生活援助事業所マーベラスホーム・マーベラスホームII

を愛知県岡崎市滝町にオープンしました。

これにともない、ホームページも刷新しましたので、
新事業所の詳細は、新しいホームページをご覧下さい。

http://www.trust-family.co.jp/mvls/
 

  • マーベラスNewホームページ マーベラスNewホームページ
  • マーベラスII マーベラスII
  • マーベラスホーム

2016年03月28日

「内部留保を賃上げ原資に」と言うけれど・・・(1)

 会社の通信簿である「決算書」の中の計算書類には主に次のようなものがあります。

貸借対照表(Balance Sheet 通称BS)
損益計算書(Profit and Loss statement 通称P/L)
キャッシュフロー計算書(Cash Flow statement 通称CF)

BSは会社の現在の体力を現し、その名の通り左右の合計額が一致します。
その「左右」とは何かを見るために、総資産10億円・資本金1億円で、次のようなBSの会社を考えてみましょう。

内部留保-総資産10億
会社の安全度合いを見る一つの指標「自己資本比率=純資産÷総資産」が40%の優良企業です。

さて、この会社の「内部留保」はいくらあるでしょう?
「内部留保」の定義は様々ありますが、概ね図の右下の利益剰余金3億円のことを指します。
この図の通り、会社は資産を全て現金で持っているわけではなく、売掛金(物を売ったけどまだ現金を受け取っていないもの)、在庫、ビル、工場、機械、車、土地など様々な形で保有しています。
BSは、会社設立から、借金して、設備投資して、借金返済して、黒字、赤字を繰り返した結果の現在までの蓄積です。
生まれてから、食事して、寝て、筋トレして、ランニングして、筋力や持久力を鍛えてきた「現在の体力」というわけです。

会社の活動の内、内部留保を増減させるものは、非常に単純化して言うと、

  内部留保が増える=黒字で利益が残った

  内部留保が減る=役員賞与・配当金を払った 又は 赤字になった

だけしかありません。

給料を上げるために内部留保を吐き出せ」という議論は、

  内部留保=会社が溜め込んでいるお金

という誤解に、利益=現金という誤解を重ねて出てきたものですが、図の通り純資産は資産と負債の差額でしかなく内部留保は純資産から資本金を引いたもので、会社が持っている現金とは対応していません

では、左派はもとより政権筋からも言及される「内部留保を減らして賃上げに使う」ためにはどうしたらよいでしょうか?

続きは次回。

★参考までに、こちらもどうぞ
●消費税の仕組みをおさらいしよう
https://www.trust-family.co.jp/wgs/blog/v/297/


2016年03月21日

総務人事の役に立つExcel技:文字列の引算(1)

第2回目は 文字列の引算 です。

 前回は「姓」と「名」を足算して「姓 名」をつくりましたが、今回は逆に「姓 名」から「姓」を取り出してみましょう。

「姓 名」というデータから「姓」を取り出すには2つの関数を使います。
・文字列の左から文字を取り出す関数:LEFT
書式:=LEFT(文字列、文字数)
・文字列の何文字目に探したい文字が入っているか調べる関数:SEARCH
書式:=SEARCH(探したい文字、探す対象、何文字目から探すか)

 まず「姓」を取り出す前に、姓名の間のスペースを統一しましょう。スペースに全角と半角が混じっているとSEARCH関数でうまく探せません。(間にスペースが入っていないと、残念ながら今回の業は使えません(^_^;))
対象の列を選択しておいて、「置換」を使って「検索する文字列」に半角スペース、「置換後の文字列」に全角スペースを入れて「すべて置換」を押すと、全て全角スペースに統一されます。全角・半角を逆にすれば半角に統一されます。

Excel検索と置換
さて、では「姓」を取り出してみましょう。
LEFT関数でスペースの前の文字まで取り出せばよいので、こうなります。

Excel姓名から姓を取り出す
この数式を言葉で書くと、
「セルA2の一文字目から何文字目にスペースが入っているか数えて、そのスペースの一つ前までの文字を左から取り出す。」
という意味になっています。

では、総務人事担当者のお役に立てれば幸いです。
次回は「姓 名」のデータから「名」を取り出す方法です。

★前回は、こちら
●総務人事の役に立つExcel技:文字列の足算
https://www.trust-family.co.jp/wgs/blog/v/296/



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